落ち着きのない子供…、これは性格?病気?その見分け方

親御さんで自分の子供が大きくなって保育園や幼稚園に行ったり、地域の子供会等に参加したりした時に、子供の落ち着きのなさが気になることは珍しくないと思います。

 

叱るママと泣く子供

個人差や個性の違いはあるものの、子供は病弱だったり特別大人しいということでない限りは、小さい内は基本的にはいつも走り回っていて、落ち着きがないのが当たり前と考えるのが普通ですし、昔はその考えが主流でした。

 

しかし今は一部の子供に発達障害が認められるようになり、世の中に広く知られるようになったので、まだ小さい子供でも落ち着きがない場合、性格なのか病気なのか悩む親御さんが増えてきています。

 

ここでいう病気即ち発達障害とは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と呼ばれるもので、子供全体の内の数%がこの障害を持っていると言われています。
これは勿論性格ではなく小学生になっても、親や学校の先生が手に負えない程集中が続かず多動であるのが、大きな特徴の1つです。

 

注意欠陥の症状
  • ごく短時間でも集中力が切れてしまう
  • 人の指示に従えないか理解出来ない
  • ミスが多い
  • 人の話を聞いていない様子をしていることが多い
  • 人間関係が構築出来ない
  • 集団行動が出来ない
  • 忘れ物が多く整理整頓が出来ない

といった例があげられます。

 

多動の症状
  • 落ち着きがなく中々じっとしていられないか苦手
  • 座っていられず直に席を立ってしまう
  • しゅっ中手足を動かしている

等の例があげられます。

 

衝動性の症状
  • 最後まで人の話を聞けずに遮って話を始めてしまう
  • すぐ人にちょっかいを出す
  • 順番を待っていることが出来ない

等の例があげられます。

 

よそ見する子供

このような様子は普通の子供でも小さい内はよく見られますが、平均すると8歳前後には落ち着くと言われています。

 

個人差はありますが、この年齢以降もこれらの行動が顕著であれば、その子にはADHDの疑いが強いと言えます。

 

実際にはもっと低年齢でチェックされることもあるそうですが、発育の個人差と考え、グレーゾーンとして捉えられています。

 

もちろん大きくなって、これらの傾向が残っているとしてもADHDであるとは限りません。

 

仲の良い親子

別のことが原因で振舞っているだけとも考えられますが、本人も困っていて大人も手に負えないという場合には、専門家に相談されると良いででしょう。

 

性格の延長で問題行動をしている場合でも、大人のケアやサポートは勿論必要です。

 

病気でない場合の問題行動の原因としては、遊びたい時や思うようにしたい時、ストレス過剰な時、愛情を欲している時が多いとされていますが、最悪のケースでは家庭環境や学校でのイジメ等が原因であるかもしれません。

 

しかしそのような例を除けば自我が芽生えていても、子供なりに考えている自由の中に、まだ規律が確立されていないための多動や、注意を引くための行動であるとも考えられます。

 

どちらにしても1人で悩まず、周囲の親身になってくれる人や専門家の協力を仰ぐことが大切です。